黄疸
身体の中にビリルビンという物質が過剰にあることで、眼球や皮膚といった組織や体液が黄色くなることを言います。
「肝臓を悪くすると黄疸がでる」ということを聞いたことがある人も多いかと思いますが、分解されたビリルビンは本来なら体外へ尿などの形で排泄されるものの、その機能が正常に働かず再び血中に戻って定着してしまうことが原因です。
新生児においては生理的黄疸という症状があり、黄疸が見られたからと言ってすぐに肝臓の心配をする必要はありません。
しばらく様子を見ていれば落ち着いてきますので、焦らないことが大切です。
黄疸の治療法としては光線療法、交換輸血、血漿交換などがありますが、いずれにしても血液中のビリルビン濃度を下げることで改善を図ろうというものです。
症状としては冒頭に記載しております通り、眼球や皮膚が黄色がかった感じになってきますので、比較的わかりやすい病気だと言えます。