TOP > 肝硬変
肝臓病の一つで、慢性の肝機能障害が進行した結果、肝細胞が死滅・減少してしまい、結果的に肝臓が硬く変化し、肝機能が上手く働かなくなる病気を言います。
肝臓は非常に再生能力の強い臓器ですが、ある程度以上進行してしまうと再生も不可能となります。
日本には40万人の肝硬変患者がおり、60%がC型肝硬変、15%がB型肝硬変、12%がアルコール性肝硬変ということです(新臨床内科学 第8版)。
症状としては、肝臓が高い組織再生能力を持つため、それが原因で反って状態がひどく悪化するまで無症状であることが多いです。
その時期をこえてさらに悪化が進んでしまうと、合併症により多彩な症状が現れるようになります。
また、腹部の膨満感やむくみ、吐下血、意識障害、昏睡、食思不振、嘔吐なども現れるようになります。
肝生検という検査で幹細胞を直接取り出し調べることで、より詳細な状態が確認できます。